「エポスカードで家族にもカードを持たせたいけど、家族カードってあるの?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
実は、エポスカードには一般的な家族カードはありません。その代わりとして用意されているのが「エポスファミリーゴールド」です。この記事では、その仕組みや特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
エポスカードとは?

年会費無料で特に海外旅行初心者に人気です。最長90日間の海外旅行傷害保険が付帯し(利用付帯)、ケガや病気の治療費を最大200~270万円までカバー。海外旅行時には日本語サポートデスクや緊急医療サービスも利用でき、年会費無料カードとしてコストパフォーマンスが非常に高いです。
カード名 | エポスカード(一般) |
---|---|
国際ブランド | Visa |
発行会社 | 株式会社エポスカード(丸井グループ) |
年会費 | 無料 |
ポイントの種類 | エポスポイント |
ポイント還元率 | 0.5%(200円=1ポイント) |
ポイント付与レート | 200円=1ポイント |
ポイント交換レート | 1ポイント=1円相当 ANAマイルへ2ポイント=1マイルに交換可 |
ポイント有効期限 | 2年間 |
交換可能マイル | ANAマイル(2ポイント=1マイル) |
ポイントアップ店舗 | マルイでの優待セール時ポイント5倍相当(10%割引) 提携飲食・レジャー施設でポイント2~5倍 |
電子マネー | - |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
入会資格 | 満18歳以上(高校生除く) |
ETCカード発行 | あり(年会費無料) |
家族カード発行 | なし(エポスは本人カードのみ) |
空港ラウンジ | なし(ゴールド以上で利用可) |
プライオリティ・パス | なし(ゴールド以上で取得可) |
海外旅行保険 | 利用付帯(傷害死亡・後遺障害 最高3000万円、傷害治療200万円、疾病治療270万円、賠償責任3,000万円など) |
国内旅行保険 | なし |
ショッピング保険 | なし |
その他の付帯サービス | 海外緊急医療アシスタンスサービス(キャッシュレス診療等)。エポスVisa優待(ハワイラウンジ利用や現地割引)。提携店舗での優待割引(飲食店やカラオケ店などで提示割引)。利用額に応じてエポスゴールドカードへのインビテーション(招待)あり。 |
エポスカードは、丸井グループの株式会社エポスカードが発行するクレジットカードで、年会費無料のカードをはじめ、特典が豊富な「エポスゴールドカード」「エポスプラチナカード」などのラインナップがあります。
海外旅行保険が充実している点や、マルイでの優待、全国1万店舗以上の提携店での割引、ポイントの使いやすさなどが魅力で、初めてクレジットカードを持つ方にも人気です。
ゴールド以上のカードはインビテーション(招待)で年会費無料になる場合もあり、コスパの高いクレジットカードとして幅広い世代に選ばれています。
エポスカードには「家族カード」が存在しない?その理由と代替手段
エポスカードには、いわゆる「家族カード」は用意されていません。
多くのクレジットカード会社では、本会員のカードに紐づく家族用カードを発行し、明細や利用枠、引き落とし口座をまとめて管理できる仕組みが一般的です。
一方、エポスカードではこうした家族カード制度は採用されていません。その代わりに、「家族に個別でクレジットカードを持たせたい」「支払い管理を個々に分けたい」といったニーズに応えるかたちで、独自の仕組みであるエポスファミリーゴールドを提供しています。
この制度では、家族それぞれが独立したクレジットカードを保有することができ、限度額・明細・引き落とし口座も個別に管理されます。つまり、「本会員に依存する家族カード」ではなく、「自立したカードとして家族が持てる選択肢」が用意されているのが特徴です。
紹介制で発行できるエポスファミリーゴールド
エポスファミリーゴールドは、既にエポスゴールドまたはプラチナカードを持っている会員からの紹介によって発行できる、紹介制のゴールドカードです。
紹介を受けて発行されたファミリーゴールドは、サービス内容や特典は通常のエポスゴールドカードと同等でありながら、年会費が永年無料になる点が最大のメリットです。
招待できるのは二親等以内の家族(配偶者・子・親・兄弟姉妹・祖父母・孫など)で、同居していなくても申請可能です。申し込む際は、新たにエポスカードを作るか、現在のカードを切り替える方法が選べます。
エポスファミリーゴールドは、形式上は本会員とは独立したカードとして扱われ、通常のクレジットカードと同様に審査が実施されます。
年会費無料でゴールドカードの特典を家族に提供できるのは、大きな魅力のひとつです。家族カードの代わりというだけでなく、それ以上の価値を持つ手段としても支持を集めています。
エポスファミリーゴールドのメリット7つ
エポスファミリーゴールドは、家族向けに発行できるエポスのゴールドカードです。
一般的な家族カードとは異なり、各会員が独立したカードを持てる点が大きな特長です。ここでは、エポスファミリーゴールドを選ぶべき理由として、代表的なメリットを7つに絞ってご紹介します。
年会費永年無料でゴールドカードを持てる
エポスファミリーゴールドの最大の魅力は、年会費が永年無料であることです。
通常、エポスゴールドカードの年会費は5,000円(税込)ですが、ファミリーゴールドとして発行された場合は、条件に関わらずずっと無料で使い続けることができます。
ただし、将来的にプラチナカードへアップグレードした場合は、年会費がかかる点には注意が必要です。その際の年会費は30,000円(税込)で、年間100万円以上利用すれば、20,000円(税込)となります。
利用額に応じてポイントが個別に付与される
エポスファミリーゴールドでは、それぞれのカード利用者ごとにポイントが個別付与されます。一般的な家族カードでは、本会員にすべてのポイントが集約されるのが一般的ですが、エポスでは各自のカードでポイントがたまるため、利用状況に応じた還元が得られます。
これにより、家族それぞれが自分のペースでカードを使いながら、ポイントをしっかり獲得できるのがメリットです。
家族全員の利用で追加ボーナスポイントがもらえる
エポスファミリーゴールドでは、年間利用額に応じて最大1万円相当のボーナスポイントがもらえます。さらに、全員の利用金額を合算してカウントする「ファミリーボーナスポイント」も受け取ることができます。
このように、個人と家族の両方に対してボーナスが加算される仕組みになっており、結果としてポイント還元の効率が非常に高まるのが魅力です。
ポイントの合算やシェアが可能
家族間で貯まったポイントは、1ポイント単位で合算・共有することができます。たとえば、子どものカードでたまったポイントを親がまとめて使うといったことも可能です。
家族で効率的にポイントを活用したい場合や、貯めたポイントを一括して使いたい場面でも柔軟に対応できます。
カード保有者それぞれに利用明細が届く
エポスファミリーゴールドでは、会員ごとに利用明細が個別発行されます。これは、カードが本会員とは別の1枚として発行されるためで、明細もそれぞれのアカウントにログインして確認する形になります。そのため、誰がいくら使ったかが分かりやすく、家計を分けて管理したい家庭にも便利です。
引き落とし口座が別々に設定できる
エポスファミリーゴールドは、引き落とし口座をカードごとに別々に設定できます。これは、各カードが独立しているためで、共働き家庭や、子どもが自分の支出を管理したい場合にも柔軟に対応できます。
本会員と同じ口座にまとめることも可能ですが、家族それぞれの支払いを個別に管理したい方に特に好評です。
利用可能枠がカードごとに個別設定される
家族カードでは、本会員の利用限度額を家族全体で共有するのが一般的ですが、エポスファミリーゴールドでは各カードに個別の利用可能枠が設定されます。
たとえば、本会員の限度額が100万円、配偶者が50万円、子どもが50万円といったように、それぞれの審査結果に応じて独立した枠が与えられます。これにより、予算管理がしやすくなり、使いすぎのリスクも減らせます。
エポスファミリーゴールドカードのデメリット
エポスファミリーゴールドは便利でお得なカードですが、すべての人にとって完璧な選択肢というわけではありません。使い始めてから「思っていたのと違った」とならないように、事前に知っておきたい注意点やデメリットをわかりやすく紹介します。
審査に落ちる可能性がある
エポスファミリーゴールドカードは、紹介制であっても通常のエポスゴールドカードと同じ審査基準で発行されます。つまり、たとえ家族からの紹介であっても、審査に通らなければカードは発行されません。
基本的には学生や専業主婦の方でも申し込み可能で、審査に通る可能性はあります。ただし、以下のようなケースでは審査に落ちるリスクがありますので注意してください。
- 過去に他社のクレジットカードで支払いの延滞履歴がある
- 直近1か月以内に複数のクレジットカードに申し込んだ(多重申し込み)
- 携帯電話料金や公共料金の滞納が信用情報に記録されている
- 本人確認書類や申込情報に不備がある
審査落ちとなった場合、エポス側から理由は通知されないため、直近のクレヒス(クレジット履歴)や申込状況に心当たりがある場合は、数ヶ月空けてから再挑戦するのが無難です。
家族がどれだけ使ったか直ぐに分からない
エポスファミリーゴールドでは、家族それぞれが独立したカードを所有する形になるため、本会員がすべてのカード利用状況を一元管理することはできません。
その理由は、各カードごとに専用のエポスNetアカウントが発行され、利用明細も個別に確認する形式となっているためです。
また、引き落とし口座もカードごとに設定できるため、家族の支出をまとめて管理したい場合にはやや不便に感じることがあります。
たとえば、「誰がどこでいくら使ったのか」を把握するには、各利用者に直接確認する必要があります。このような点から、家族全員の支払いを一つの口座でまとめたい方や、未成年の子どもの使いすぎを防ぎたい保護者にとっては、一般的な家族カードと比べて不便さを感じる場面があるかもしれません。
エポスファミリーゴールドの申し込み方法と到着までの日数
エポスファミリーゴールドカードの申し込みは、紹介リンクからWEB上で簡単に手続きできます。
審査を通過すれば、最短即日での店舗受け取り、もしくは約1週間で自宅への郵送による受け取りが可能です。
申し込みから受け取りまでの具体的な流れと、所要時間の目安を確認しておきましょう。
申し込みからカード受け取りまでの流れ
エポスファミリーゴールドの申し込みからカードの受け取りまでの流れは以下のとおりです。
- 申し込み
- 審査
- 審査結果の通知
- カード受け取り方法を選択
まずは紹介リンク、またはエポス公式サイトから「エポスゴールドカード申込ページ」にアクセスし、必要事項を入力して申し込みます。その後、入力内容をもとにクレジットカード発行のための審査が行われるため、結果を待ちましょう。
審査結果はメールで届きます。無事審査を通過したら、メール記載の内容に従って次のステップへ進みましょう。カードの受け取り方法は、郵送・店舗受け取りの2種類です。
- 郵送:審査通過後、通常は約1週間程度で自宅に届く
- 店舗受け取り:審査結果の通知に記載された期間内に、指定のマルイ店舗にあるエポスカードセンターでカードを受け取る
所要時間の目安
- 郵送での受け取り:申し込みからおおよそ1週間前後
- 店舗受け取り:最短で即日発行・受け取り可能
- 審査時間:通常は数日〜1週間程度(混雑状況により変動)
※店舗での受け取り期間を過ぎると、自動的に郵送で届きます。
このように、希望や状況に応じて柔軟に受け取り方法を選べるのは、エポスファミリーゴールドの魅力のひとつです。スムーズにカードを受け取るために、申し込み後の案内メールはしっかり確認しておきましょう。
エポスファミリーゴールドカードの評判・口コミ
エポスファミリーゴールドカードは、家族カードの代替手段として注目される紹介制のゴールドカードです。
特に「年会費無料で持てるゴールドカード」としてのコストパフォーマンスの高さが話題になる一方、仕組みや手続きに対してやや手間を感じる声もあります。
ここでは、実際のユーザーの声から、どんな点が評価され、どんな点に不満があるのかを見ていきましょう。
評判・口コミ①:年会費無料が嬉しい
「エポスファミリーゴールドで親を招待したら年会費ずっと無料でゴールドカード持てた!」(Xより)
エポスファミリーゴールド最大の魅力は、紹介を受けることで年会費が永年無料になる点です。本来は年会費5,000円(税込)が必要なゴールドカードを、家族であれば無料で持てるという点に、多くのユーザーが満足しています。
評判・口コミ②:引き落とし口座の変更が手間
「同じ口座から引き落としできるようにしたかったけど手続きが面倒」(Xより)
エポスファミリーゴールドは、引き落とし口座が個別に設定される仕様です。そのため、たとえば親子で同じ口座から引き落としたい場合には、別途手続きが必要となり、その点を「わかりづらい」「手間がかかる」と感じる方もいるようです。
評判・口コミ③:「ファミリーボーナスポイント」が好評
「ファミリー登録してると家族の利用金額合算でボーナスポイントもらえるの、意外と助かる」(Xより)
エポスファミリーゴールドでは、家族全員の年間利用金額を合算することで「ファミリーボーナスポイント」がもらえる仕組みがあります。通常の利用ポイントに加えてさらに特典がもらえるこの制度に、多くのユーザーが「意外と貯まる」「お得感がある」と高評価を寄せています。
評判・口コミ④:明細や引き落としが分かれているのが便利
「個別明細で管理できるのも地味に便利。共働きで家計分けてる家庭には良いと思う」(Xより)
エポスファミリーゴールドは、本会員と家族会員で明細や引き落としが完全に分かれている点も好評です。とくに共働き世帯など、家計を別々に管理している家庭では「一般的な家族カードよりも便利」という声も多く見られました。
エポスファミリーゴールドカードはこんな人におすすめ
エポスファミリーゴールドカードは、家族全員がそれぞれ自立してクレジットカードを管理できる制度です。
通常の家族カードよりも自由度が高く、特典も充実しているため、次のような方に特におすすめです。
家計を分けたい共働き夫婦
エポスファミリーゴールドは、明細・引き落とし口座・利用枠が個別に設定される仕組みです。
共働き世帯や、収支管理を個別に行いたい家庭にとって、「家計を分けながらポイントもシェアできる」という柔軟性が非常に魅力的です。
ポイントを家族で効率的に貯めたい人
家族全員の利用金額を合算してファミリーボーナスポイントを受け取れるため、家族で協力して効率的にポイントを貯めたい方にもおすすめです。さらに、選べるポイントアップショップやキャンペーンを活用することで、通常よりもお得にポイントを獲得できます。
エポスファミリーゴールドカードに関するよくある質問
エポスファミリーゴールドカードについて、よくある質問をまとめました。申し込みを検討している方や、家族を紹介したい方はぜひ参考にしてください。
エポスファミリーゴールドの紹介方法と手順は?
エポスファミリーゴールドは、アプリやWEBサイトから簡単に紹介・申込ができる仕組みです。以下は招待する側・される側の基本的な流れです。
〈紹介する側(招待者)〉
- エポスNetまたはエポスアプリにログイン
- 「ファミリーゴールド招待」ページを開く
- 招待リンクをLINEやメールで家族に送る
〈紹介される側(家族)〉
- 招待リンクを開く
- エポスカードを持っていない場合は新規申し込み(赤い一般カード)
- 既にカードを持っている場合はログインして手続き
- 情報入力→審査→カード到着(最短即日〜約1週間)
初めてエポスカードを申し込む場合でも、審査に通ればファミリーゴールドとして登録されます。
エポスファミリーゴールドを紹介される側の条件は?
紹介される側には、以下のような条件があります。
- 紹介者と二親等以内の家族関係であること(配偶者、子、親、兄弟姉妹、祖父母、孫など)
- 18歳以上(高校生は除く)
- 紹介URLやアプリ経由で申し込みを行うこと
- クレジットカード審査に通過すること
同居していなくてもOKで、学生や収入のない方も審査次第で発行されます。
エポスファミリーゴールドを紹介できる人の条件とは?
紹介できるのは、エポスゴールドカードまたはプラチナカードの本会員に限られます。一般カードのみを保有している方は紹介できません。
同性のパートナーにも紹介できますか?
生計を共にする同性パートナーも紹介対象となります。申し込み時には、紹介者との続柄を「配偶者」と選択してください。
カード名義と口座名義が違う場合でも申し込みはできますか?
カード名義と引き落とし口座名義が異なっていても、エポスファミリーゴールドは申し込み可能です。
貯まったエポスポイントは何に使える?
エポスポイントは、1ポイント=1円相当としてさまざまな用途に使えます。
- マルイでの買い物に利用
- エポスVisaプリペイドカードへのチャージ
- 商品券・ギフトカードへの交換(例:VJAギフトカード)
- tsumiki証券での資産運用に活用
日常の買い物から資産形成まで、柔軟に使えるのが魅力です。
エポスファミリーゴールドは解約できる?
エポスファミリーゴールドを解約したい場合は、まずエポスNetのマイページからファミリー登録の解除手続きを行う必要があります。
そのうえで、ご本人がエポスカード自体の解約手続きを進める形となります。
クレカ歴16年、222枚のクレカ所有。創業2年で累計7,142枚のクレカ発行の実績あり。YouTubeチャンネル開設1年7カ月でチャンネル登録者数10万人突破。現在クレカ総フォロワー47万人と金融系配信者ではトップクラスの実績を誇る。