Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、どちらも三井住友カードが発行するクレジットカードです。支払い方法や特典などに違いがあるため、目的によって選び分ける必要があります。
とはいえ、2つのカードは混同してしまいやすく、「Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違いがよくわからない」「Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)のどちらを選ぶべきか知りたい」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違いについて解説します。それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Oliveフレキシブルペイとは?
Oliveフレキシブルペイの魅力は、1枚でキャッシュカード、クレジット、デビット、ポイント払いができる多機能性です。対象店舗でのスマホのタッチ決済で最大7%還元が適用され、年会費無料でコスパ抜群のカードと言えます。 ※ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
カード名
Oliveフレキシブルペイ
国際ブランド
Visa
発行会社
三井住友カード(株)
年会費
永年無料
ポイントの種類
Vポイント
ポイント還元率
0.5%~7.0%
ポイント付与レート
200円で1ポイント
ポイント交換レート
1ポイント=1円相当
ポイント有効期限
ポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間(自動延長あり)
交換可能マイル
ANAマイルへの交換可
ポイントアップ店舗
対象のコンビニ・飲食店等
電子マネー
iD/WAON
スマホ決済
Apple Pay/Google Pay
入会資格
18歳以上(高校生を除く)
ETCカード発行
発行可(年会費550円、年1回以上利用で翌年無料)
家族カード発行
発行可(年会費無料)
空港ラウンジ
なし
プライオリティ・パス
なし
海外旅行保険
最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行保険
なし
ショッピング保険
なし
その他の付帯サービス
SBI証券口座を開設して本カードでクレカ積立をすると0.5%ポイント付与
学生なら対象のサブスクや携帯料金の支払いで最大10%ポイント還元※
家族ポイントで最大+5%のポイント還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
Oliveフレキシブルペイは、三井住友カードの中でも機能性と柔軟性を両立させた新しい形のキャッシュレス決済サービスです。最大の特徴は、1枚のカードで、クレジットカード・デビットカード・ポイント払いという3つのモードを切り替えて使える点です。これは、従来の三井住友カード(NLなど)にはない仕組みで、日々の支払いに合わせて最適な方法を選べます。
また、三井住友銀行の口座と一体化して使えるため、残高確認や支出管理がアプリ1つで完結します。これもNLなどとは異なる特徴です。このように、Oliveは、カードを1枚にまとめたい、支払いをもっと自由に管理したいという方にぴったりのカードです。三井住友カードの中でも、より現代的なライフスタイルに合った選択肢として注目されています。
Oliveフレキシブルペイの特徴
Oliveフレキシブルペイの最大の魅力は、1枚のカードで支払い方法や特典を自由にカスタマイズできる点です。これにより、日々の買い物から資産管理まで、ライフスタイルに合わせた使い方が可能になります。ここでは、支払いモード・アプリ連携・特典内容など、便利な特徴を詳しく紹介していきます。
1枚で3つの支払いモードに対応
Oliveフレキシブルペイの最大の特徴は、1枚でクレジット・デビット・ポイント払いの3つの支払い方法を使い分けられることです。たとえば大きな買い物はクレジット、コンビニなどの小額決済はデビット、貯まったポイントはポイント払い、といったように目的に応じて使い方を選べます。
通常、これらはそれぞれ別のカードやアプリで管理する必要がありますが、Oliveでは1枚で完結するため、財布の中もアプリ画面もスッキリします。支払い方法は後からアプリで切り替えられるので、場面に応じて自由に使えるのが魅力です。
三井住友銀行口座と一体型で使える
Oliveフレキシブルペイは、三井住友銀行の口座と連携することで、よりスマートなお金の管理ができます。この一体型設計によって、支払いや引き落としが自分の銀行口座と直接つながり、リアルタイムで残高や利用明細の確認が可能です。
たとえば、デビットモードを選ぶと、使った瞬間に口座から即時引き落としされます。クレジットでも、請求予定額がアプリで可視化されるため、うっかり使いすぎを防ぐことができます。複数のアプリや口座を見比べる必要がないのは大きなメリットです。
銀行とカードの間に境目がないことで、キャッシュレスの利便性がさらに高まります。お金の流れをひとつの仕組みにまとめたい人にとって、非常に頼れるサービスです。
アプリで支払いモードの切り替えが可能
Oliveフレキシブルペイでは、支払いモードの切り替えをスマホアプリから簡単に行えます。 これにより、日々の支払いスタイルを柔軟に変えられるだけでなく、間違った使い方を避けることもできます。たとえば、給与日後はクレジット、月末はデビットに切り替えるといった調整も指先ひとつでOKです。アプリ画面は視覚的にもわかりやすく、金融に詳しくない人でも安心して操作できます。
従来のカードでは、支払い方法を変えたければ別のカードを使う必要がありました。しかしOliveではその必要がなく、アプリだけでコントロール可能です。
選べる特典やポイントアップ特典がある
Oliveフレキシブルペイには、自分のライフスタイルに合った特典を選べる「選べる特典制度」があり、さらに対象店舗でのポイントアップ特典も魅力です。たとえば、コンビニやマクドナルド、すき家などの店舗でVisaのタッチ決済を利用すると、最大7%相当のポイントが還元されます。
さらに、毎月1つ、自分で選べる特典を設定できるのも大きなポイントです。たとえばVポイントのアップやATM手数料の優遇などから、自分に合ったものを選べます。
ゴールド・プラチナなど上位ランクに移行できる
Oliveフレキシブルペイは、利用状況や条件を満たすことでゴールドやプラチナなど、より上位ランクのカードにステップアップできます。特にOliveフレキシブルペイ ゴールドは、一定の利用条件を満たすことで年会費が無料になる点も注目されています。
上位ランクになると、ポイント還元率のアップや、空港ラウンジの無料利用、旅行保険の充実など、ワンランク上の特典が利用可能です。また、券面デザインも変わり、より高級感のある見た目になるのもステータスを感じさせる要素となります。まずは無料で使って、ゆくゆくは上位カードを目指したいという人にも、成長性のある設計は魅力的です。
三井住友カード(NL)の特徴
三井住友カード(NL)は、年会費無料で誰でも使いやすいスタンダードなクレジットカードです。国際ブランドの選択肢や自由な口座設定に加え、ポイント還元や特典内容もバランスよく整っています。ここでは、その基本機能やお得な使い方をわかりやすく解説していきます。
年会費無料で持ちやすいスタンダードカード
三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で使えるため、初めてクレジットカードを持つ人にもおすすめです。お金がかからずに始められる点は、大きな安心材料になります。
特に、学生や新社会人などクレジットカードの利用歴が浅い人でも申し込みやすく、ゴールドカードなどと比べると審査のハードルも比較的低めです。さらに、ナンバーレス仕様でカード番号の盗み見リスクを防ぐ点も魅力です。
コストをかけずにキャッシュレス決済を始めたい人にとって、NLカードはとても扱いやすい1枚となっています。普段の買い物で気軽に使える利便性も高く、まずは1枚持ってみたいという人にぴったりなカードです。
VisaとMastercard®から国際ブランドを選べる
三井住友カード(NL)は、国際ブランドとしてVisaとMastercard®のどちらかを選べる柔軟さがあります。これは、どこで使えるかに直結するため、非常に重要なポイントです。たとえばVisaは世界中で加盟店数が多く、海外でも安定して使いやすいのが特徴です。一方、Mastercard®は特定のキャンペーンや国内サービスでの優遇がある場合もあります。
国際ブランドが選べることで、自分に合ったキャッシュレス生活を組み立てやすくなります。
引き落とし口座を自由に設定できる
三井住友カード(NL)は、引き落とし口座を三井住友銀行に限定せず、他の金融機関の口座も自由に設定できるのが大きな魅力です。たとえば、普段利用しているネット銀行や地方銀行の口座を使えるため、新たに口座を開設する手間がかかりません。自分のお金の流れを変えずにカードを導入できるのは、日常のストレスを減らすポイントです。
また、家計管理のスタイルに応じてカード専用の引き落とし口座を用意するといった工夫も可能です。カード選びにおいて自由度は重要であり、NLカードはその点でも柔軟に対応してくれる頼れる存在といえます。
基本ポイント還元率は0.5%と安定
三井住友カード(NL)の基本ポイント還元率は0.5%。これは決して高還元とは言えませんが、安定してポイントを積み上げたい人には安心できる数字です。特別な条件や登録がなくても毎回確実に0.5%が貯まるので、無理なく続けられるのが強みです。さらに、Vポイントとして貯まるため、三井住友グループ内のサービスだけでなく、コンビニやネットショッピングでも利用できます。
高還元率をうたうカードは多いですが、条件が複雑な場合もあります。NLカードは、シンプルなルールで確実にポイントが貯まる点で、特に初心者や堅実派に向いているカードと言えるでしょう。
対象店舗でのポイントアップ特典が充実
三井住友カード(NL)は、特定の店舗で使うとポイント還元率が大幅にアップする特典が用意されています。たとえば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどでVisaのタッチ決済を使うと、最大7%相当のポイントが還元される仕組みです。
これは日常的に使うお店が多いため、意識せずともお得が積み重なるのが嬉しいところです。さらに、対象の店舗は随時更新されており、新しい生活スタイルにも対応しています。
通常の0.5%に加えて高還元を狙えるこの特典は、三井住友カード(NL)をより魅力的な一枚にしてくれる強力な武器です。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違い
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、同じ三井住友グループのカードですが、支払い方法や特典、アプリ機能などに違いがあります。自分に合ったカードを選ぶには、その違いをしっかり理解することが大切です。ここでは、注目すべき5つの違いをわかりやすく比較します。
対応している支払い機能の違い
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の大きな違いは、対応している支払い機能の幅広さです。Oliveフレキシブルペイは、クレジット・デビット・ポイント払いの3つの支払いモードを1枚で切り替えられるのに対し、三井住友カード(NL)はクレジット機能のみとなっています。
たとえば、普段はデビットモードで使い過ぎを防ぎたい人や、ポイントが貯まったら即利用したい人にとって、Oliveフレキシブルペイの柔軟性は非常に魅力的です。一方で、三井住友カード(NL)はクレジットに特化しているぶん、シンプルでわかりやすく、はじめての1枚として選びやすい設計になっています。どちらが良いかは、自分が何を重視するかで決めるのがおすすめです。
選べる国際ブランドの違い
国際ブランドの選択肢にも、両カードの違いが現れています。三井住友カード(NL)はVisaとMastercard®の両方から選べますが、OliveフレキシブルペイはVisaのみ対応です。このため、ブランドを自由に選びたいという人には三井住友カード(NL)が向いています。Mastercard®は特定のキャンペーンや一部店舗で優遇されることもあり、選択肢があることで使い分けの幅が広がります。
引き落とし口座の設定範囲の違い
引き落とし口座の設定範囲にも、実は大きな違いがあります。三井住友カード(NL)は、三井住友銀行以外の多くの金融機関の口座でも設定が可能です。一方、Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行の口座との一体型であるため、口座も同じ銀行であることが前提になります。
そのため、すでに三井住友銀行の口座を持っている人にはOliveフレキシブルペイがスムーズですが、他行メインで使っている人には三井住友カード(NL)のほうが柔軟に対応できます。銀行口座を切り替える予定がない人は、三井住友カード(NL)のほうが手間が少なく相性が良いかもしれません。
ポイント還元や特典内容の違い
両カードともポイント還元に力を入れていますが、内容や使い方には差があります。三井住友カード(NL)は常時0.5%の還元に加え、対象店舗での利用時に最大7%相当の還元が受けられます(※Visaのタッチ決済が条件)。
一方、Oliveフレキシブルペイは、選べる特典や条件達成によるステージ制が導入されており、使い方次第で特典内容や還元率が変化します。
以下に、両カードの還元面の違いをわかりやすくまとめました。
比較項目 | 三井住友カード(NL) | Oliveフレキシブルペイ |
通常ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
最大ポイント還元率 | 最大7.0% | 最大10.0%(ステージによる変動) |
ポイントアップの条件 | 対象店舗+Visaタッチ決済 | 取引条件達成でステージアップ(最大10%相当) |
特典の種類 | シンプルな固定還元 | ステージ特典・選べる特典など多彩 |
特徴 | 安定したポイント還元 | カスタマイズ性が高く、使い方で変動 |
三井住友カード(NL)は、シンプルにお得が魅力で、特に対象店舗での利用が多い方に向いています。一方、Oliveフレキシブルペイは、日常の取引を通じて特典内容を成長させたい人に適しており、柔軟な使い方が可能です。
どちらを選ぶかは、自分のライフスタイルに合ったお得さをどう捉えるかがカギとなります。
アプリ機能や操作性の違い
アプリの機能面でも、Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)には差があります。三井住友カード(NL)は、Vpassアプリを通じて利用明細やポイント確認ができますが、OliveフレキシブルペイはOliveアプリをベースに、銀行口座や支払いモードの切り替えを一括で管理できます。
Oliveのアプリでは、1枚のカードで支払い方法を自由に切り替えられるだけでなく、口座残高の確認や取引履歴の管理もスムーズです。つまり、カードと銀行をひとつのアプリで完結できる利便性が強みです。アプリ操作を重視する人には、Oliveフレキシブルペイの統合設計がより便利に感じられるでしょう。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の共通ポイント
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は機能や設計に違いがある一方で、共通している便利なポイントも多くあります。どちらを選んでも安心して使える理由が、この章でよくわかります。迷っている人は、ここで両者の共通メリットをチェックしておきましょう。
コンビニや飲食店でのポイントアップ特典がある
Oliveフレキシブルペイも三井住友カード(NL)も、コンビニや飲食店など身近な場所でポイントがたまりやすいのが特徴です。たとえばセブン-イレブンやローソン、マクドナルドなどでVisaのタッチ決済を使うと、最大7%相当のVポイントが還元されます。
これにより、普段のちょっとした買い物でもコツコツお得が積み重なります。特別な条件や設定が必要ないのも初心者にとってはうれしいポイントです。使うほどにお得を実感できる仕組みが、両カードに共通しています。
Vポイントを貯めて使える
Oliveフレキシブルペイも三井住友カード(NL)も、利用金額に応じて、Vポイントが貯まります。Vポイントは、支払いに使ったり、他のポイントに交換したりと活用の幅が広く、とても使いやすいポイントです。
たとえば、貯めたポイントをそのままお店での支払いに使えるので、現金のような感覚で活用できます。さらに、Vポイントアプリと連携すればスマホでの管理も簡単です。
日常の買い物で自動的にたまり、無駄なく使えるこの仕組みは、キャッシュレス初心者にもぴったりです。ポイントを貯めるだけで終わらせない点で、実用性が高いと言えるでしょう。
タッチ決済に対応している
両カードともに、Visaのタッチ決済に対応している点も大きな共通ポイントです。これは、レジでカードをかざすだけで支払いが完了する仕組みで、スピーディかつ衛生的に決済できます。
サインも暗証番号も不要なため、混雑したコンビニや飲食店でもストレスなく使えるのがメリットです。しかも対象店舗では、タッチ決済を利用することでポイント還元率もアップするため、お得さも同時に得られます。
従来の差し込み式や、ICチップ読み取りと比べても使い勝手が良く、キャッシュレス生活をより快適にしてくれる機能です。
アプリで明細や利用履歴を確認できる
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、どちらもアプリを使って明細や利用履歴を確認できます。三井住友カード(NL)ではVpass、Oliveでは三井住友銀行アプリ(Oliveアプリ)を使い、それぞれの取引内容がいつでもスマホからチェック可能です。
この機能があることで、いつ・どこで・いくら使ったかがすぐにわかり、無駄な支出を防ぐのに役立ちます。特に、学生や家計管理初心者にとっては安心材料になるでしょう。
セキュリティ対策がしっかりしている
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)は、どちらもセキュリティ対策が備わっています。たとえば、カード番号や有効期限が券面に記載されていないナンバーレス仕様は、第三者による盗み見リスクを大きく減らします。
また、不正利用が疑われる場合は通知が来たり、アプリ上で即座に利用停止・再開ができたりするのも安心できるポイントです。さらに、24時間体制の監視システムで異常を検知してくれるので、万が一のときも早期対応が期待できます。
年会費が条件達成で無料になる
Oliveフレキシブルペイ ゴールドと三井住友カード(NL)ゴールドでは、年会費の取り扱い、無料条件にも共通点があります。どちらも通常年会費は5,500円(税込)で、年間100万円以上の利用を達成すると、翌年以降の年会費が永年無料になります。そのため、一度この条件を達成できれば、後は年会費を気にすることなくカードを持てます。
Oliveフレキシブルペイ ゴールドと三井住友カード(NL)ゴールドの違い
Oliveフレキシブルペイ ゴールドと三井住友カード(NL)ゴールドは、どちらも人気の高いゴールドカードですが、年会費の条件や付帯サービスなどに違いがあります。特典を最大限活用したいなら、自分の使い方に合った方を選ぶのがポイントです。この章では主な違いを5つの視点から比較していきます。
ゴールド特典や還元率優遇の違い
両カードにはゴールドカードならではの特典がありますが、還元の仕組みやボーナスの得られ方が異なります。三井住友カード(NL)ゴールドでは、年間100万円の利用で1万ポイント(Vポイント)が進呈され、通常のポイントと合わせて実質1.5%の還元率になります(※100万円ちょうど利用時)。
三井住友カード(NL)ゴールドの年間100万円利用時の特典獲得を目指すことを、「100万円修行」と呼びます。詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
▶︎三井住友カード ゴールド(NL)の100万円修行とは?対象となる利用や達成のポイントを解説
一方、Oliveフレキシブルペイ ゴールドでも年間100万円利用時のVポイント付与(10,000ポイント)はあるものの、基本的にはステージ制によるポイントアップが特徴で、、アプリ上での特典選択によって内容を柔軟に変更することが可能です。選ぶ内容によっては還元率が大きく変動するため、自分で管理しながら使いたい人向きです。
比較項目 | 三井住友カード(NL)ゴールド | Oliveフレキシブルペイ ゴールド |
通常還元率 | 0.5% | 0.5% |
ボーナスポイント | 年100万円で1万pt(実質+1%) | 年100万円で1万pt(実質+1%)
ステージ&選択特典による変動 |
還元カスタマイズ性 | 低(固定型) | 高(特典選択型) |
安定した高還元を目指すならNLゴールド、柔軟に特典を選びたい人はOliveが合っています。
なお、Oliveフレキシブルペイ ゴールドの100万円修行については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
▶︎Oliveフレキシブルペイ ゴールドの100万円修業とは?特典や達成方法などを解説
付帯保険や旅行サポートの違い
どちらのカードも旅行時の保険が付帯していますが、内容や適用条件に差があります。三井住友カード(NL)ゴールドでは、国内外の旅行傷害保険が自動付帯または利用付帯され、最高2,000万円まで補償されます。
一方、Oliveフレキシブルペイ ゴールドも同等の補償を備えていますが、保険の詳細や適用範囲はステージや設定により異なる点が特徴です。また、三井住友銀行との連携機能により、外貨両替サポートや口座連動の旅行管理なども付随するメリットがあります。
比較項目 | 三井住友カード(NL)ゴールド | Oliveフレキシブルペイ ゴールド |
旅行傷害保険 | 最大2,000万円(条件あり) | 同等の補償(ステージにより異なる) |
補償対象 | 国内・海外 | 国内・海外 |
その他のサポート機能 | ラウンジ・優待など | 外貨購入サポートなど |
補償の内容や使いやすさを重視する場合は、細かな違いまで確認して選ぶのが大切です。
ステータス感や券面デザインの違い
カードの外観や持つことで得られるステータス感も選ぶうえで注目されます。三井住友カード(NL)ゴールドはナンバーレス仕様で、洗練されたシンプルなデザインが印象的です。高級感がありながらもスマートな印象を与えます。
対して、Oliveフレキシブルペイ ゴールドは銀行口座と一体化した設計で、デザインにも金融サービスとの一体感が反映されています。実用性を意識した落ち着いたデザインで、堅実な印象を持たれやすいです。
比較項目 | 三井住友カード(NL)ゴールド | Oliveフレキシブルペイ ゴールド |
券面デザイン | ナンバーレス・高級感・スタイリッシュ | 銀行系・実用的・一体型の安心感 |
ステータス感 | スマートで都会的な印象 | 落ち着きと統合感がある印象 |
デザイン性を重視するか、実用性や金融連携を重視するかによって、選ぶべきカードが変わります。
ゴールド向けの独自サービスの違い
ゴールドカードならではの限定サービスにも違いがあります。三井住友カード(NL)ゴールドは、Visaのゴールド特典や空港ラウンジ、キャンペーン優待など外出時の利便性に優れた特典が充実しています。
一方、Oliveフレキシブルペイ ゴールドは三井住友銀行と連携しており、住宅ローンの金利優遇、ATM手数料の無料回数アップなど、日常の生活費に関わる特典が豊富です。外で使うシーンが多いか、日常での実益を求めるかで選ぶ基準が分かれます。
比較項目 | 三井住友カード(NL)ゴールド | Oliveフレキシブルペイ ゴールド |
優待サービス | Visa優待・空港ラウンジ・キャンペーン | 銀行連携による金利優遇・ATM無料など |
利便性の方向性 | 外出・旅行向き | 日常の支払い・生活管理向き |
金融連携の特典 | なし | あり(三井住友銀行との連携) |
日々の家計に直結する特典を求めるならOliveフレキシブルペイ ゴールド、外出や旅行を充実させたいなら三井住友カード(NL)ゴールドが適しています。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)に関するよくある質問
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)はどちらも人気のカードですが、仕組みや使い方に迷う人も多いようです。ここでは、どちらを選ぶべきか・口座の必要性・両方持てるかなど、よくある疑問に答えていきます。選び方に迷っている方は、まずここをチェックしましょう。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)はどっちを選ぶべき?
どちらを選ぶべきかは、何を重視したいかによって変わります。アプリで支払いモードを切り替えたり、銀行口座と一体でお金を管理したいなら、Oliveフレキシブルペイがぴったりです。反対に、シンプルなクレジットカードとして使いたい人には三井住友カード(NL)の方が向いています。
たとえば、学生や社会人1年目の人など、まだ銀行口座にこだわりがない人には三井住友カード(NL)がスタートしやすいです。一方、すでに三井住友銀行の口座を使っているなら、Oliveフレキシブルペイの方が一体型で便利に感じるでしょう。
機能性を取るか、わかりやすさを取るかですが、どちらも優れたカードなので、自分の生活スタイルに合う方を選ぶのが失敗しないポイントです。
Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行の口座がないと使えない?
Oliveフレキシブルペイを利用するには三井住友銀行の口座が必要です。これはカードの仕組みが銀行口座と一体化しているためで、支払いモードの切り替えや残高の管理なども、銀行アプリを通じて行うからです。
一方で、三井住友カード(NL)は他の金融機関の口座を引き落とし先として設定できるため、口座の自由度は三井住友カード(NL)の方が高いと言えます。
すでに三井住友銀行の口座を持っている人にとっては問題ありませんが、他行を使っていて変更したくない人には少しハードルがあるかもしれません。Oliveフレキシブルペイを申し込む前に、銀行口座の準備が必要なことは覚えておきましょう。
Oliveフレキシブルペイと三井住友カードの両方を持つことはできる?
Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の両方を持つことは可能です。ただし、カードの重複発行とは異なり、それぞれ別の契約として扱われます。たとえば、日常の買い物にはOliveフレキシブルペイ、ネットショッピングや定期支払いは三井住友カード(NL)というふうに、目的ごとに使い分けると便利です。また、どちらもVポイントが貯まるので、ポイントの合算や管理もスムーズです。
ただし、審査や発行条件によっては同時に申し込んでも通らないこともあります。実際に使いこなせるかを考えたうえで、必要に応じて2枚持つというスタイルもアリです。
クレカ歴16年、222枚のクレカ所有。創業2年で累計7,142枚のクレカ発行の実績あり。YouTubeチャンネル開設1年7カ月でチャンネル登録者数10万人突破。現在クレカ総フォロワー47万人と金融系配信者ではトップクラスの実績を誇る。