楽天カードの2枚持ちに興味はあるものの、具体的にどんなメリットがあるのか、また日常生活でどのように使い分ければ便利なのか、疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、楽天カードを2枚持つことのメリット・使い分け・注意点をわかりやすく解説します。
おすすめの組み合わせについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
楽天カードとは?

楽天カードの基本ポイント還元率は1.0%で、SPUではポイント還元率が最大18倍に。楽天経済圏のサービスを利用している人には特におすすめのクレジットカードです。
カード名 | 楽天カード |
---|---|
国際ブランド | Visa・MasterCard®︎・JCB・American Express |
発行会社 | 楽天カード株式会社 |
年会費 | 無料 |
ポイントの種類 | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.0%~18.0% |
ポイント付与レート | 100円=1pt |
ポイント交換レート | 1pt=1円相当 |
ポイント有効期限 | 1年 |
交換可能マイル | JAL/ANA |
ポイントアップ店舗 | 楽天市場/楽天トラベル/楽天証券 など |
電子マネー | 楽天Edy |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
入会資格 | 18歳以上で安定した収入がある方(高校生不可) |
ETCカード発行 | 初回年会費:550円(税込) |
家族カード発行 | 年会費無料 |
空港ラウンジ | 利用可能 |
プライオリティ・パス | - |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行保険 | - |
ショッピング保険 | - |
その他の付帯サービス | プレミアムプログラム/紛失・盗難補償 など |
楽天カードは年会費が永年無料で、クレジットカードを初めて持つ方や学生、主婦の方でも安心して使えるクレジットカードです。
楽天市場での買い物ではポイントが高還元で付与され、楽天グループの各サービスと組み合わせることで、さらに効率よくポイントを貯められます。貯まった楽天ポイントは、楽天市場や楽天ペイ、楽天モバイルなど、さまざまな場面で利用でき、使い道にも困りません。
また、券面デザインや種類が豊富なのも魅力で、学生向け、女性向け、旅行好きな方に適したカードなど、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。楽天Edyや楽天ペイなどのキャッシュレス決済にも対応しており、利便性とポイントのお得さを両立したカードです。
楽天カードの種類一覧
楽天カードには、ライフスタイルや目的に応じて選べる複数の種類があります。それぞれに特徴や特典があるため、自分に合ったカードを選ぶことで、よりお得で便利に活用することができるでしょう。以下では、代表的な楽天カードの種類について簡単にご紹介します。
カード名 | 特徴 |
楽天カード(通常カード) | 年会費無料で最もベーシックなタイプ。楽天市場でのポイント還元率が高く、初心者にもおすすめです。 |
楽天PINKカード | 通常カードに加え、女性向けのカスタマイズ特典(保険や割引サービスなど)を月額料金で追加できます。 |
楽天ゴールドカード | 年会費は2,200円(税込)で、通常年会費550円(税込)のETCカードを無料で申し込めるほか、国内主要空港ラウンジを年間2回まで無料で利用できる特典が付いています。 |
楽天プレミアムカード | 年会費が11,000円(税込)かかりますが、国内外の空港ラウンジを無料で利用できるなど、旅行や出張が多い方におすすめです。 また、楽天証券での投信積立をクレジット決済するとポイント還元率がアップし、楽天トラベルでの決済でポイント最大3倍、楽天市場では毎週火曜・木曜にポイント最大4倍の特典も受けられます。 |
楽天ANAマイレージクラブカード | 楽天ポイントとANAマイルの両方を活用できる、ANAユーザー向けのカードです。 |
楽天カード アカデミー | 満18歳以上28歳以下の学生限定で発行できるカードです。楽天市場でのポイント還元率が高く、楽天学割に登録すれば、送料無料クーポンやRakuten Fashionの500円クーポンなど、学生向けの特典も多数受けられます。 |
楽天カードはこんな方におすすめ
ここでは、楽天カードが特におすすめできる人の特徴をご紹介します。
・楽天市場の利用頻度が高く、楽天ポイントを積極的に貯めたい方
楽天カードを使って楽天市場で買い物をすると、通常でもポイントが2倍以上付与されます。さらに「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を活用すれば、楽天の他サービスとの連携により最大でポイント10倍以上も狙えます。普段から楽天市場を利用する方にとって、効率よくポイントが貯まる非常にお得なカードです。
・楽天経済圏で生活している方
楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券、楽天トラベルなど、楽天の各種サービスを利用することで、SPUによるポイント還元率が上がる仕組みになっています。これにより、買い物以外でも日常的にポイントを貯めやすくなり、生活全体のコストを抑えることができます。楽天経済圏で生活している方にとって、楽天カードは相性抜群です。
・学生や主婦など、初めてクレジットカードを作る方
楽天カードは年会費無料で、申込基準も比較的緩やかなので、クレジットカード初心者でも作りやすい点が魅力です。特に学生向けには「楽天カード アカデミー」という専用カードが用意されており、楽天市場でのポイント優遇や学生限定の特典が受けられます。初めての1枚として安心して使えるカードです。
・年会費無料でコストパフォーマンスの良いカードを探している方
楽天カードは完全年会費無料でありながら、通常還元率1.0%という高いポイント還元を誇ります。さらに、一部のカードには海外旅行保険などの付帯特典もあり、普段使いにも旅行にも活用できます。コストを抑えつつ、お得な機能やサービスを求める方にとって非常にバランスの取れた1枚です。
楽天カードのメリット・デメリットを徹底解説
楽天カードには、多くの魅力的な特典がありますが、一方で注意すべき点も存在します。ここでは、楽天カードを使う前に知っておきたいメリットとデメリットをわかりやすく解説します。自分に合ったカード選びの参考にしてください。
楽天カードのメリット
楽天カードの主なメリットは以下のとおりです。
- 年会費無料のカードが多く、初心者にも安心(一般カード・学生専用カードなど)
- 楽天市場での買い物でポイント最大3倍以上
- 楽天グループの各種サービス(楽天モバイル、楽天証券など)と連携でポイントアップ
- 楽天ポイントの使い道が豊富(買い物、スマホ代、投資など)
- 楽天ペイや楽天Edyなどのキャッシュレス決済に対応
- カードデザインや国際ブランド(Visa/Mastercard®︎/JCB)を選べる
- アプリ・Webで利用明細や支払い方法の管理が簡単
楽天カードの最大の魅力は、年会費無料でありながら、楽天市場をはじめとする楽天グループサービスとの相性が非常によい点です。
楽天経済圏を活用することで、日常の支払いだけでどんどんポイントを貯められ、貯まったポイントも無駄なく使えるため、非常にコストパフォーマンスの高いカードと言えるでしょう。
楽天ポイントの主な使い道は以下です。
カテゴリ | 内容 | 必要ポイントの目安 |
楽天グループでの利用 | ・楽天市場:買い物代金に充当 ・楽天カード:利用代金の支払いに充当 ・楽天モバイル:月額料金に充当 ・楽天ふるさと納税:返礼品購入に利用可能 |
1ポイント=1円相当 |
電子マネー/ギフト系 | ・楽天ペイ:支払いに利用可能 ・楽天Edy:チャージに利用可能 |
1ポイント=1円相当 |
投資・運用系 | ・楽天証券:投資信託の購入に充当 | 1ポイント=1円相当 |
楽天ポイント加盟店での利用 | ・楽天ポイントカード加盟店:買い物時の支払いに利用可能 | 1ポイント=1円相当 |
景品交換・グッズ交換 | ・お買いものパンダグッズ:ポイントと交換 | 商品により異なる |
楽天カードのデメリット
楽天カードの主なデメリットは以下の通りです。
- 公共料金の支払いではポイント還元率が低い
- ETCカードに年会費がかかる(550円・税込)
- 年会費無料カードは旅行保険など付帯サービスが限定的
- 楽天市場のポイント還元はキャンペーン条件が複雑
- カードの種類によっては2枚持ちが制限される
楽天カードは使い方次第でお得に活用できる一方で、いくつかの注意点もあります。たとえば、公共料金など日常の固定費支払いではポイント還元率が低めに設定されており、高還元を狙うには楽天市場や楽天関連サービスの利用が前提になります。
また、ETCカードの年会費が発生する点や、旅行保険が付帯されないカードもあるため、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
楽天カード2枚持ちの条件
楽天カードを2枚持つことは可能ですが、カードの組み合わせや発行条件には制限があります。申し込む前に、以下の点をしっかり確認しておくことが重要です。
まず、以下のカードはいずれか1枚までしか持つことができません。
- 楽天銀行カード
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- 楽天カード アカデミー
これらのいずれかをすでに所有している場合、他の楽天カードとの2枚持ちはできません。
また、年会費がかかる楽天カード同士を2枚持つことも不可です。たとえば、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードをすでに持っている方は、2枚目に同じく年会費がかかるカードを追加することはできないので注意しましょう。
さらに、楽天PINKカードをすでに持っている場合、2枚目にも同じ楽天PINKカードを選ぶことはできません。ただし、楽天PINKカードと他の種類の楽天カードの組み合わせは可能です。
このように、楽天カードを2枚持ちたい場合には、組み合わせの可否や年会費の有無を確認したうえで、最適な組み合わせを選ぶことが大切です。
楽天カードは2枚持ちが断然お得。知っておきたい6つのメリットを紹介
楽天カードの2枚持ちは、上手に使い分けることでポイント還元や生活の利便性が大きくアップします。たとえば、1枚を日常の買い物専用、もう1枚をネットショッピング用に分けるだけでも、家計管理やポイントの最大化がしやすくなります。
ここでは、楽天カードを2枚持ちするメリットについて解説します。
ブランド分散で使える店舗が増える
楽天カードは複数の国際ブランドに対応しており、1枚目と2枚目とで別の国際ブランドのカードを作成できます。異なる国際ブランドのカードを作成することにより、利用可能な店舗の幅が広がり、買い物時にカードが使えなくて困ることが減るでしょう。
楽天ポイントが効率的にたまる
すでに使い分けているクレジットカードを楽天カードにすることで、さらに効率的に楽天ポイントを貯めることができます。1枚目と2枚目の楽天カードご利用分の楽天ポイントは、1つの楽天ポイント口座に貯まるため、ポイントの管理もスムーズです。
利用明細が分けられる
楽天カードを2枚作成した場合でも、各カードごとにご利用明細を分けられます。それぞれの利用シーンや利用金額の内訳がわかりやすく、効率的な管理が可能です。
引き落とし口座を分けられる
1枚目と2枚目の楽天カードは、引き落とし口座が分けられます。利用目的によって別の口座から引き落としたいという方におすすめです。
支払方法を分けられる
1枚目と2枚目のカードで支払い方法が分けられます。1枚のカードは1回払いで、もう1枚のカードは自動でリボ払いに登録すれば、利用シーンや利用金額に応じて支払い方法を使い分けることが可能です。
ETCカードが2枚持てる
ETCカードの付帯可能枚数は、楽天カード1枚につき1枚のみですが、楽天カードを2枚作成することで2枚まで持つことができます。1枚は車用・もう1枚はバイク用、1枚はプライベート用・もう1枚は仕事用など、用途に合わせて利用可能です。
2枚目の楽天カードの申し込み方法
まずは「楽天e-NAVI」にログインしましょう。楽天カードアプリを利用している方は、アプリの「メニュー」から「役立つサービス」を選び、「カードをつくる」をタップすると、楽天e-NAVIのお申し込みページへ進みます。
パソコンをご利用の方は、楽天e-NAVIの画面上部にある「お申込み(カード/サービス)」にカーソルを合わせ、表示されるメニューから「カードのお申し込み」→「カードの追加」を選択してください。
楽天カードを2枚持つと利用可能額や付帯カードはどうなる?
楽天カードを2枚持った場合、利用可能額が2倍になるのかどうか、気になる方も多いでしょう。また、家族カードやETCカードなどの付帯サービスは、2枚目にも付けられるのかも重要なポイントです。
このセクションでは、楽天カード2枚持ちの際の利用可能枠の扱いと付帯カードの取り扱いについて詳しく解説していきます。
利用可能枠は共有される
楽天カードを2枚持っていても、それぞれのカードに別々の利用可能枠(クレジット限度額)が設定されるわけではありません。2枚のカードは1つの利用枠を共有する仕組みになっています。
例えば、利用可能枠が10万円の場合、1枚目のカードで5万円使えば、2枚目で使えるのは残りの5万円までです。「1枚目10万円+2枚目10万円=合計20万円」というように、2枚分の限度額が合算されるわけではないので注意しましょう。
付帯カードはそれぞれ発行可能
楽天カードを2枚持っている場合、それぞれのカードに対してETCカードや家族カードを発行することが可能です。たとえば、1枚目の楽天カードにETCカードを付け、2枚目のカードにも別のETCカードを付けるというように、用途に応じて使い分けることができます。
また、ETCカードの利用でも楽天ポイントが貯まるので、高速道路の利用でもポイントを無駄なく獲得できます。
さらに、家族カードの利用分で貯まったポイントは本会員の口座にまとめて加算されるため、家族全体でポイントを効率よく貯めることができます。
楽天カード2枚持ち最強の組み合わせはこれ!
楽天カードは、一度発行するとあとから国際ブランドを変更することができません。そのため、ブランドを変えたい場合は現在のカードを解約し、新たに希望のブランドで申し込む必要があります。
2枚目の楽天カードを選ぶ際は、国際ブランドの分散や利用目的の違い、特典のバランスなどを意識することで、自分にとって最適な組み合わせを見つけることができます。
ここでは、利用シーンを広げながら楽天ポイントの還元効率も高められる、オススメの組み合わせ例をご紹介します。
国内外で使いたい方におすすめ。楽天カード(Visa)+楽天カード(JCB)
世界中で使えるシェアNo.1のVisaと、日本国内での利用に強く、ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの独自の特典が魅力のJCBの組み合わせです。この2つの国際ブランドを組み合わせることで、国内外どこでも安心して使える、万能な2枚持ちが実現します。旅行や出張が多い方にも最適な組み合わせです。
女性向け特典を活用したい方におすすめ。楽天カード(Mastercard®)+楽天PINKカード(JCB)
楽天PINKカードには、女性向けの保険や割引サービスなどのオプション特典を月額330円(税込)で追加できます。ベーシックな楽天カードに加えて、自分好みにカスタマイズできるPINKカードを組み合わせることで、実用性と特典の両立が可能になるでしょう。ファッションや美容、ライフスタイルを充実させたい方にぴったりの組み合わせです。
楽天カードを2枚持つ際によくある質問
楽天カードについてよくある質問を紹介します。
2枚目の楽天カードをそのまま使い続けて、1枚目のカードだけを解約することはできますか?
2枚の楽天カードのうち、1枚だけを解約することは可能です。楽天カードはそれぞれ個別に管理されているため、1枚目のカードを解約しても、2枚目のカードはそのまま継続して利用できます。
1枚目と2枚目のカードの引き落とし口座が同一の場合、通帳にはどのように記載されますか?
2枚のカード利用分は合算され、ひとつの金額として引き落とされます。通帳への記載は「ラクテンカードサービス」と表示されます。
クレカ歴16年、222枚のクレカ所有。創業2年で累計7,142枚のクレカ発行の実績あり。YouTubeチャンネル開設1年7カ月でチャンネル登録者数10万人突破。現在クレカ総フォロワー47万人と金融系配信者ではトップクラスの実績を誇る。